なぜ、ヘモグロビンa1cが高いと下げないといけないのでしょうか?

ヘモグロビンa1cが高いと赤血球同士がくっついて、血液の粘度が高くなるためスムースに流れていきません。そのため、あっちこっち血管の壁にぶつかりながらドロドロと流れていきます。

その際、血管の壁に付着した血液に血管壁のコラーゲンが結合。ゴリゴリのかさぶたのような固まり(=血栓)となります。

やがて血管は詰まり、圧力がかかることで高血圧となり余計に血栓ができやすくなるという悪循環に陥ります。

血液が届かなければ酸素や栄養分が行きわたらず、運動能力が低下したり、神経障害が起きたりますが、これが合併症です。

例えば網膜症は、その末端の血管がふさがれて酸素や栄養が届かなかったことで起こる神経障害のひとつです。

こうした状態が大きな血管で起きると心筋梗塞になります。また、脳血管で起きれば脳梗塞、脳卒中になる可能性もあります。

それを防ぐには高血糖状態をできるだけ短くすることが大切です。特に食後血糖値を上げ過ぎないことがポイントでしょう。

HbA1cが高いのは糖代謝がうまく行われてないからです。

その原因は次の二つです。

  • インスリンの分泌不足
  • インスリンを分泌するすい臓が正常に働かないとその分泌量が少なくなり、ブドウ糖が細胞に取り込まれなくなります。

  • インスリン抵抗性
  • 細胞表面上にあるインスリン受容体の働きが悪いとブドウ糖が取り込まれません。

※糖代謝って何?
わたしたちが食事で得た糖分はブドウ糖となって血液に溶け込み、全身の細胞に送られてエネルギーとなります。

その時、余ったものは肝臓や筋肉に蓄えられ、空腹などエネルギーが不足した際に血液中に少しずつ放出されます。こうすることで血糖値を常に一定に保てるよう、うまくコントロールしています。

そして、このコントロールを担っているのがインスリンで、このシステム全体のことを糖代謝といいます。

HbA1cが高いと体にどのような影響がでるのでしょうか?

①細胞に酸素が運ばれなくなるため運動能力が低下する

ヘモグロビンが糖化して、ヘモグロビンa1cになると酸素と強く結びつきます。そのため細胞に酸素が届かなくなり呼吸や心血管系の能力が低下します。

これを酸素供給不足による運動耐容能の低下と呼びます。

私たちのカラダは常に酸素が与えられることでエネルギーを燃焼し活動しています。酸素が行きわたらないことには徐々に弱っていくしかありません。

そのため、特に有酸素運動をすることは糖尿病にとって非常に効果的なのです。

②心筋梗塞、脳梗塞などの血管疾患のリスクが高まる

ヘモグロビンa1cが高いと動脈硬化など血管に大きな負担がかかります。

そのため血管壁が傷つき、コレステロールなど溜まっていくことで心筋梗塞や脳梗塞といった命にかかわる疾病へとつながります。

また、血液を行きわたらせようとして血圧が上がり高血圧症にもなります。

糖尿病初期は自覚症状がないため、こうした重篤な病につながることにピンと来ませんが、ヘモグロビンa1cが高いのを放置しておけば血管疾患につながることを十分心しておきましょう。

③末梢神経障害がおこり、手や足の裏がしびれる

ヘモグロビンa1cが高いと知覚神経、運動神経、自律神経といった末梢の神経に障害がおこります。

運動神経に障害が起きれば細かい手作業がやりづらくなりますし、自律神経に障害が起きれば立ちくらみ、多汗や汗をかかない、下痢や便秘といった症状が出ます。

そのため手足のしびれ、特に足の裏のしびれや一枚紙が貼りついたような感じがするのが特徴です。けがややけどをしても痛みを感じないため、知らないうちに化膿してることもあります。

これは「ソルビトール」という神経障害を起こす物質が蓄積すると起こるともわれています。ソルビトールにはキネダックという薬で対処します。

神経障害の症状は自分で気づくことができるので、早め早めの対策をとっていきましょう。

 
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